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組織名 | 東洋大学 理工学部生体医工学科/バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター 前川 透 教授 |
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技術分野 | 医工連携/ライフサイエンス |
現在の医薬品開発において、薬物を最も有効で、副作用が少なく、患者に優しい製剤が求められています。そのため、薬物投与の最適化=薬物・成分を「必要とする部位」へ、「必要な量」で、「必要な時間」で送達させるためのドラッグデリバリーシステム(薬物送達システム、DDS)が、現在の薬物治療のみならず、今後発展が期待される遺伝子治療や再生医療においても不可欠な技術となっています。 本研究では、多孔構造の薬物(C...
組織名 | 東洋大学 理工学部生体医工学科 寺田 信幸名誉教授/秋元 俊成准教授 |
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技術分野 | その他、ものづくり |
マイクロ波伝送を利用して非接触で体液量を測定する装置を開発しました。電波が水中を通過すると、電波の位相が遅れます。本技術は、この原理を応用し、測定対象物を透過する電波と透過しない電波の位相差を検出する装置です。 従来、ノイズとして扱われてきた変化を測定対象とすることで新たなセンサとして活用することで、振動などの周囲の影響を受けにくい計測技術として、自動運転中のドライバーモニタリング等、自動運転の...
組織名 | 東洋大学 健康スポーツ科学部 栄養科学科 加藤 和則 教授 |
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技術分野 | 医工連携/ライフサイエンス |
熱中症の根本的な予防のために、血管内皮細胞の暑熱感受性および代謝経路に着目し、その暑熱ストレスによる細胞機能障害を軽減できる食品等に添加可能な植物由来の機能成分の検討を行いました。 具体的には、ヒト血管内皮細胞は38℃以上の環境下では細胞形態の変化、ATP量の減少、細胞障害の増加を確認することにより、暑熱ストレスによって脂肪酸代謝機能に障害がおこることを明らかにした。これらの評価系を基に、40℃の暑...
組織名 | 東洋大学 理工学部 生体医工学科 合田 達郎 教授 |
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技術分野 | 医工連携/ライフサイエンス |
本技術は、ウイルス表面のリガンドがヒトなどの動物へ感染する際に細胞膜表面に存在するレセプターの違いを認識するという分子機構に着目した「バイオミメティクス手法」を取り入れ、高感度かつ選択的に検出する新しい導電性ポリマー(PEDOT誘導体)を開発しました。本技術は、インクジェット印刷等による簡便なデバイス製作が期待でき、電気特性の変化を検出するラベルフリー型のため、その場でウイルスの検出が可能な、小型・...
組織名 | 東洋大学 工業技術研究所 和田 昇 客員研究員 |
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技術分野 | 新エネルギー/省エネルギー、環境/有機化学/無機化学 |
世界的に脱炭素への取り組みが進んでいる中、重要度を増している水素エネルギーの製造や燃料電池の開発ですが、現状はコスト高と耐久性が課題となり、広く普及できていません。コスト高の1番の要因となっているのが、触媒に白金(プラチナ)を使用している点です。 本技術は、ハロゲン置換C12A7(マイエナイト:12CaO・7Al2O3) というセメント鉱物の触媒性能に着目し、燃料電池の白金代替触媒としてマイエナイトC12A7(12CaO...
組織名 | 城西国際大学 薬学部 医療薬学科 竹内 一成 教授 |
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技術分野 | 医工連携/ライフサイエンス |
経皮吸収型薬剤は、患者の負担が少なく投与でき、経口薬剤にみられる初回通過肝代謝の影響を受けずに薬剤を継続的に投与できる手法として有望ですが、皮膚には最表面にバリア機能を有する角質層があり、薬剤を十分に皮膚内部に浸透させにくく、そのためこれまで多くの経皮吸収剤や物理的な吸収増強手法が研究されています。しかしこれらは皮膚バリア機能の低下をもたらすことがあり課題が残っています。 本研究者は皮膚バリ...
組織名 | 城西国際大学 薬学部 医療薬学科 押坂 勇志助教 |
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技術分野 | 医工連携/ライフサイエンス |
経皮吸収型製剤は、簡便に利用でき、投与したかどうかを患者本人だけでなく介護者が確認しやすいなど、経口剤や注射剤にはないメリットがあります。しかし、既存の経皮吸収剤は、皮膚の最外層に位置する角層がバリアとなるため、分子量が小さくかつ脂溶性が高い薬物に限られることが知られており、限定的な利用にとどまっています。また従来研究されてきた性能の高い吸収促進剤(Azone)は、吸収促進効果が高いものの角層下で...
組織名 | 学習院大学 理学部物理学科 高橋圭太助教 |
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技術分野 | ものづくり、環境/有機化学/無機化学 |
物体を浮遊させる技術は、非接触での物質の分離や材料プロセス開発などの資源エネルギー分野、タンパク質結晶や細胞培養などの生命医科学分野へ応用が期待されます。浮遊環境を利用するために従来のように宇宙空間で微小重力実験を行うことには汎用性やコストの面で課題があります。そこで、研究者は超伝導バルク材料を用いた小型の磁場源に注目し、磁気浮上による浮遊環境を提供できる卓上型磁気浮上装置を提案しています。...
組織名 | 学習院大学 理学部 化学科 岩田 耕一教授 |
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技術分野 | 医工連携/ライフサイエンス、環境/有機化学/無機化学 |
ピコ秒(1 兆分の 1 秒)~フェムト秒( 1,000 兆分の 1 秒)のスケールで起こる化学現象は、分子から見るとその姿を変化させるのには充分ともいえる時間です。 興味のある物質から我々に届く光のスペクトルを読み取ることで、対象物質の状態が分かります。本研究は、この「時間分解 分光法」を用いて、分子の構造や化学反応の仕組みなどを調べることと、新たな分光測定方法を作ることが目的です。 1990年代の終わりごろ...
組織名 | 学習院大学 理学部数学科 内海 晋弥 助教 |
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技術分野 | ものづくり |
物体の周りの水や空気の流れ(流体)を理解することは、理論研究だけでなく、防災や産業応用などの観点からも重要です。例えば近年では、コロナ禍における飛沫感染モデルといったように、特に実験が難しい場面などでは計算機によるシミュレーションが使われています。しかしながら、水のように粘性の小さい流体や、流速が早い場合は、流体が複雑な挙動を示すことが多く、シミュレーションの解も必ずしも正確な値になるとは限...