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大学の技術・ノウハウ

自己修復機能を材料に付与するマイクロカプセル化技術

組織名 鹿児島大学 工学部 先進工学科 吉田昌弘 教授
技術分野 ものづくり、環境/有機化学/無機化学

高分子材料は、継続的・熱的な負荷によって内部にマイクロクラックが生じやすく、その成長によって全体の破壊や被覆下地の腐食につながるという難点があります。本技術は、高分子材料の必要特性を阻害せず、長期間にわたって安定的に高い自己修復率が得られる、修復材を高含有化するコアシェル構造型のマイクロカプセルを開発し、熱による変質が起こりにくい金属触媒と組み合わせる事により、自己修復性機能を高分子材料に付与...

磁場によるワイン酵母の成長制御によりオリ(澱)を発生させない添加剤フリーのワイン製造方法

組織名 鹿児島大学 理学部 三井好古 准教授
技術分野 その他、ものづくり

ワインの瓶の底に見られるオリ(澱)は、飲む際にワインの風味を損ないます。そのためワイン製造において、オリをフィルターで除去したり、亜硫酸塩の微量添加や熱処理によって、酸化防止と菌の増殖防止をすることがありますが、これらは製造上の工程を増やすことになるほか、風味が変わってしまうこともあります。今回、研究者は、磁場を用いてオリを発生させる原因となるワイン酵母の成長を制御する方法を開発しました。この...

ミストを利用した高効率冷却~濡らさずに蒸発潜熱を利用~

組織名 琉球大学 工学部 工学科エネルギー環境工学コース 安田 啓太 准教授
技術分野 新エネルギー/省エネルギー、環境/有機化学/無機化学

ハイブリッド自動車等、出力に対してバッテリー容量が小さい場合、バッテリーの温度管理において発熱への対応が重要です。この技術では高効率かつ簡素的なバッテリー冷却を目的に、空気による衝突噴流に水を噴霧したミストを加えて水の蒸発潜熱による冷却を行います。その際、バッテリーを濡らさずに冷却することが求められます。そのため供給することができるミストの量は環境温度・湿度によって変化します。この技術では、環...

ナノ空間工学による浄水技術 -PFASの電気分解-

組織名 琉球大学 理学部 海洋自然科学科 滝本 大祐 准教授
技術分野 ナノテクノロジー、ものづくり、環境/有機化学/無機化学

本技術は、ナノ空間材料を用いたフッ素化合物の電気分解技術です。従来は電気分解が困難であったフッ素化合物について、ナノ空間材料を用いることで分解率を高められました。新規な点は、ナノ空間が豊富な炭素材料を用いた流動電極を用いた点です。また、有害化合物の除去で用いた炭素材料を吸着材として再利用できる特長もあります。 本技術を用いて、河川等のPFOSやPFOAによる汚染を解決できる可能性があります。従来は吸着...

高性能かつ利便性の向上をさせた表面増強ラマン散乱測定用デバイスを安価に提供

組織名 東洋大学 生命科学研究科生命科学専攻 竹井 弘之教授
技術分野 その他、ものづくり、新エネルギー/省エネルギー

微量かつ低濃度の分子や化学物質でも高感度で検出することが可能な表面増強ラマン散乱(SERS: Surface-Enhanced Raman Scattering)について、1)製造方法の工夫による製造コストの大幅削減 2)作製された基板の使用期限の延長 3)使い勝手を考慮した形状のデバイス提供という目的に応じて研究開発を行い、様々な形態のSERSデバイスを開発しました。これにより、低濃度・微量のサンプルの測定や液体だけでなく固体表面に吸着...

パラジウム蓄積能を高めたゲノム編集大腸菌

組織名 法政大学 生命科学部生命機能学科 教授 山本兼由
技術分野 新エネルギー/省エネルギー、環境/有機化学/無機化学

パラジウムは自動車産業や電子機器産業などでの需要が急増している有用な工業材料である一方で、鉱物中に高濃度で存在することが稀であり、採掘が難しい材料です。本技術は、研究室独自に開発したマーカー遺伝子が不要なゲノム編集法(HoSeI法)により、パラジウム蓄積能を高めたゲノム編集大腸菌を単離し、ppmオーダー以下でパラジウムを含有する環境の希薄な未利用パラジウムをゲノム編集大腸菌に蓄積させることで資源化する...

パルス放電噴流床を用いた低炭素製錬法 -都市鉱石からのレアメタルの再資源化-

組織名 法政大学 生命科学部 環境応用化学科 明石 孝也教授
技術分野 その他、ものづくり、新エネルギー/省エネルギー

製造業の中で、最も二酸化炭素(CO2)を排出するとされているのが鉄鋼業です。特に、鉄の製錬では、コークスを使用して高温を維持し、鉄鉱石を還元して純粋な鉄を取り出します。この方法は、鉄鋼業などで広く利用されていますが、コークスを用いる製錬プロセスで多量のCO2を排出する点で、現在、脱炭素への取組として技術変換が求められています。 本技術は、粉状の鉱石を還元するために、熱源と還元剤としてのコークスを用い...

小型・高精度・非侵襲型誘電率測定技術 および血糖値センサへの応用

組織名 法政大学 理工学部 電気電子工学科 安田 彰 教授
技術分野 センサー/デバイス、ものづくり、医工連携/ライフサイエンス

これまで、赤外光を用いた吸収スペクトルの測定、高輝度中赤外光レーザー、光音響技術を使用した方法などが研究され、測定感度は従来の方法に比べ改善されていますが、まだ実用化には至っていません。 本手法では、プリント基板上に構成可能な小型共振器を提案し、血糖値の変化による誘電率の変動を共振器の周波数特性の測定により検出します。また、従来の検出精度を低下させていた溶液や基板の損失を電気的に補償する回路を...

520%以上の伸長を実現する超伸長型人工筋肉「MD-LUFFY」

組織名 中央大学 理工学部 中村 太郎 教授
技術分野 ものづくり、医工連携/ライフサイエンス

MD-LUFFY(Massively Deformed Linearly-elongation-actuator Using Flexible Fiber and Yarn)は、中央大学 理工学部 中村太郎教授によって開発された革新的な超伸長型人工筋肉です。この超伸長型人工筋肉は、軸方向に520%以上の伸長を実現し、径方向の膨張を20%未満に抑える特性を持ち、重量に対する出力が大きく、狭い空間での高効率な作業を可能にします。 本技術の製品化・活用に意欲がある企業を歓迎します。

些小地からの離着陸に適したコンパクトで強力な空飛ぶクルマ用の垂直離着陸ファン(VTOLリフトファン)

組織名 風と音と熱のテクノロジー
技術分野 ものづくり

現在、世界中で空飛ぶクルマの開発が進められていますが、離着陸が可能な推力を得るためには大きな直径のローターが必要とされ、そのため街中や山間部等の広い離着陸スペースが取れない地域では、実用化が困難です。同社は、クロスフローの縦流れによる配置性の良さに、ファン回転を遠心力として活用し切る構造のクロスフローファンを開発しました。従来のプロペラファンと比較して上面投影面積が小さく、推進力があり且つ、危...

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