トップページ > 最新情報 > イノベーション・ジャパン2014出展情報(9月11日、12日)
2014年8月8日
2014年9月11日(木)、12日(金)、東京ビッグサイトにて開催する「イノベーション・ジャパン2014 ‐大学見本市‐」において、当社が技術移転を進めている研究をご紹介します。
1)電気通信大学 情報理工学研究科 先進理工学専攻 範 公可 准教授
研究テーマ:データ検索を100万倍以上高速にするDBPプロセッサー
https://www.ij2014.com/inv2014/jp/disp.php?lang=jp
【出展の概要】
出展の概要(出展技術の概要)
CPU、GPU、DSPなどの従来型プロセッサーにとってメモリ上の情報を探し出す処理つまり検索、照合、認識などの負担は極めて大きい。従って現在のコンピュータが誕生以来従来型プロセッサーの負担を軽減するための利用技術でこの弱点を補ってきた。従来型プロセッサーの処理速度が限界に達した今日、より高速、より精度よく検索、照合、認識などを実現するための新しいハードウエアアーキテクチャが不可欠である。このような背景から筆者らは、探し出す情報を記憶したメモリ自身が情報探しをする、全く新しい発想のハードウエアアルゴリズムのメモリ型コンピューティングを提案してきた。この技術はビッグデータへの実用化の見通しを得た。
(想定される活用例)
・超高速データベース_x000D_
・超高速データマイニング_x000D_
・ゲノム解析・たんぱく質構造解析
2)電気通信大学 大学院情報システム学研究科 情報メディアシステム学専攻 野嶋 琢也 准教授
研究テーマ:Hairlytop Interface~毛をモチーフにしたやわらかいインターフェース
https://www.ij2014.com/inv2014/jp/disp.php?lang=jp
出展の概要(出展技術の概要)
Hairlytop Interfaceは形状記憶合金(SMA)を使った,細く柔軟なアクチュエータの集合体です。
各アクチュエータは、SMA入りの細いシリコンチューブの毛状部分と,小型駆動回路から構成されており,毛状部分の柔らかな,生き物らしい動きが特徴となっています。毛状部分の直径は約3mm,重さは約1g/本と細く軽量であり,1本1本に光センサが搭載され,光の強弱を通じた独立動作制御が可能です。その利用方法としては,1.多様な人工物にふわふわの毛皮や尻尾として実装し,その動作を通じて雰囲気や感情を表現するEmotional Media,2.舞台の床や壁面をHairlytop Interfaceで敷き詰め,その全体の動きを制御することで雰囲気を創りあげる物理特殊効果のための装置といったものが想定されます。
(想定される活用例)
【イベントステージの物理特殊効果】
床・壁全面をHairlytop Interfaceで埋め尽くし,シーンに合わせて一斉に踊る。
【スマートホン用アクセサリ】
スマホ内キャラクタの感情をHairlytop Interfaceの動作で表現。
【教育玩具】
光以外の多様なセンサを利用し,各種物理現象をHairlytop Interfaceの動きで表現.
3)豊橋技術科学大学 工学部機械工学系 三浦 博巳教授
研究テーマ:生体材料に適合する高強度・低弾性純チタン材の開発
~The development of compatible high-strength,low elastic modulus pure titanium material for biomaterial
https://www.ij2014.com/inv2014/jp/disp.php?lang=jp
出展の概要(出展技術の概要)
多軸鍛造による巨大ひずみ加工を行い、純チタン(2種)の結晶粒をナノ結晶化することにより、純チタンの高強度化(1GPa)と人骨に負担がかかりにくい低弾性率化(ヤング率64GPa)を達成しました。さらに、この材料は従来の純チタンの1.5倍の耐摩耗性を有しています。
もともと生体適合性が高い純チタンであるため、歯科用インプラント等の生体材料への適用が可能です。また、純チタンの高耐食性や切削加工性はそのまま保持しているため、軽量構造材として様々な機器、スポーツ用品等への利用が期待できます。
(想定される活用例)
・インプラント等の生体材料
・軽量化を必要とする各種機器の構造材
・スポーツ用品の部材
(開催情報)
イノベーション・ジャパン2014
https://www.open-innovation-portal.com/build/topics/entry/201493_13001700.html